吉岡油糧のドッグフードは、愛犬カルテを登録し、犬ごとに配合を設計してから製造・発送する注文方法が特徴です。「市販の袋入りフードと何が違う?」「原材料は犬ごとに変わる?」「アレルギーや持病がある犬にも頼める?」と気になる方もいるでしょう。
一頭ごとの情報を伝えて注文できることは魅力ですが、カスタム性だけで愛犬に合うとは決まりません。完成した個別商品の原材料、用途、栄養成分、カロリー、給与量を確認し、年齢、体格、活動量、体質、健康状態に合うかを基準に利用を判断することが重要です。
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- 吉岡油糧の愛犬カルテと注文の流れ
- オリジナルフードの粒・容量・原材料の考え方
- アレルギーや持病がある犬での注意点
- 給与量、切り替え、保存、継続費用の確認方法
吉岡油糧の基本
吉岡油糧は、埼玉県に拠点を置くドッグフードの製造販売会社です。公式サイトでは、自社工場で手作りし、愛犬カルテの情報に基づいて一頭ごとのオリジナルフードを設計する仕組みを案内しています。
主な商品区分は次のとおりです。
| 区分 | 主な特徴 | 確認点 |
|---|---|---|
| オリジナルフード | 愛犬カルテを基に個別設計 | 完成品の原材料、成分、カロリー、用途 |
| スタンダードフード | 栄養設計を一定にしたフード | 商品ごとの対象犬と表示 |
| 補助食品 | 食事へ追加する商品 | 主食との重複、1日量、カロリー |
| お試し体験セット | 初回向けの丸型・フレークと補助食品 | 一世帯1回、1件につき1頭分などの条件 |
現在の公式サイトでは、オリジナルフードを中心に案内し、旧来のコアフードやプレミアム5をまとめて個別設計へ移行する情報も掲載しています。過去の口コミや比較記事に旧商品名が出る場合は、現行の注文内容と混同しないようにします。
愛犬カルテの仕組み
オリジナルフードを注文するには、犬を登録して愛犬カルテを作成します。犬種、性別、年齢、体調、食欲、悩みなどの情報を入力し、研究員が配合を設計して製造・発送する流れです。
登録する情報
カルテには、現在の体重と目標体重、年齢、避妊・去勢、活動量、便、食欲、皮膚、アレルギー、病歴、服薬、獣医師からの食事指示などを正確に記載します。
「元気」「普通」といった曖昧な表現だけでなく、体重の推移、1日の散歩時間、症状が始まった時期、避けるよう指示された原材料を具体的に伝えると確認しやすくなります。
更新が必要な理由
子犬の成長、避妊・去勢、シニア期への移行、体重変化、病気の診断で必要な栄養は変わります。初回登録のまま長期間注文せず、公式の案内に従ってカルテを更新してください。
特に、腎臓病、心臓病、膵炎、糖尿病などが新たに診断された場合は、一般の個別設計だけで対応できると判断せず、獣医師の食事指示を優先します。
カルテは診断ではない
カルテへの回答からフードを設計してもらえることと、動物病院で診断・治療を受けることは別です。皮膚のかゆみ、下痢、食欲低下、体重減少には複数の原因があります。
症状をフードだけで改善しようとして受診を遅らせないでください。検査値や療法食の指示がある場合は、かかりつけの獣医師とメーカーの両方へ情報を共有します。
カルテを登録する前に、直近の体重、便の状態、1週間の食事・おやつ量、健康診断結果を手元に用意すると、愛犬の現状をより具体的に伝えられます。
注文の流れ
公式サイトで会員登録と愛犬カルテを作成し、犬を選んでオリジナルフードの粒・容量・数量を指定します。内容と配送先、支払い方法を確認して注文すると、製造後に発送されます。
初回のお試し
初めての利用者向けに、無料のお試し体験セットが案内されています。公式の現行内容は、主食として丸型300gとフレーク200g、補助食品です。
一世帯につき1回、1件につき1頭分などの条件があります。申込数が多いと到着まで時間がかかる場合もあるため、現在のフードがなくなる直前に申し込まないようにします。
通常注文
犬を選択し、オリジナルフードのタイプと容量を選びます。配合が変わっても価格は一律と案内されていますが、粒サイズや容量で価格が異なります。
受注後に製造して発送するため、店頭でその日に買うフードとは在庫管理が違います。消費日数と製造・配送日数を考え、余裕を持って次回注文を行います。
変更時の連絡
体重、症状、好み、食べ方が変わったときは、次回注文前にカルテを更新します。原材料の除外や配合変更を希望する場合、何をどの理由で避けるのかを伝えます。
「食いつきが悪い」だけで肉種を変える前に、口の痛み、体調不良、保存状態、給与量を確認してください。急な食欲低下は病気のサインの場合があります。
粒の形と容量
オリジナルフードは、7mm、5mm、フレーク、丸型などから選べます。容量は1kg、3kg、5kg、10kgが案内されています。
5mmと7mm
小型犬や口の小さい犬には5mmが食べやすい場合があります。中・大型犬では7mmが候補になりますが、体格だけでなく噛み方を見ます。
粒が小さいと丸のみしやすい犬もいます。むせ、せき込み、食後の吐き戻しがある場合は、平らな皿へ広げる、数回に分けるなどの工夫をします。
丸型
丸型は粒として与えやすく、お試しセットにも含まれます。噛みごたえや粒の不揃いには製造上のばらつきが出る場合があります。
見た目の違いだけで品質異常とは限りませんが、異臭、カビ、油の変質、袋の破損がある場合は与えず問い合わせます。
フレーク
フレークは粒とは異なる形状で、噛む力や食べ方に合わせやすい場合があります。水やぬるま湯を加えるときは、メーカーが案内する方法を確認し、食べ残しを長時間放置しません。
柔らかい形状を好む犬でも、歯周病や口内炎の痛みがないかを確認します。フレークを食べられることと、口腔疾患が治ったことは別です。
容量の選択
大容量は1kg当たり価格を抑えやすい一方、小型犬では開封後の消費に時間がかかります。1日の給与量から何日分になるかを計算し、品質を保てる期間内に使い切れる容量を選びます。
初回は小容量で、食べ方、便、体重を確認してから容量を増やすと無駄を抑えられます。多頭飼育でも、配合が犬ごとに異なる場合は袋を共有しないでください。
原材料の確認
オリジナルフードはカルテを基に肉の種類を含めて設計されるため、すべての犬で原材料が同じとは限りません。一般的なイメージではなく、届く個別商品の表示を確認します。
肉・魚の種類
お試しセットでは、ビーフ、ポーク、チキン、フィッシュの栄養を取り入れる説明があります。通常のオリジナルフードは、アレルギー情報などを基に研究開発が肉種を含めて設計します。
複数の動物性たんぱく源は健康な犬の食事として使えますが、食物アレルギーの原因を特定する除去食試験には向きません。検査中は獣医師が指定する単一の療法食だけを与えます。
穀類・豆類
吉岡油糧の商品には、米、えん麦、大麦、黒大豆、小麦などを使う製品があります。オリジナルフードで何が使われるかは個別表示を確認してください。
「無添加」「ヒューマングレード」という言葉だけで、穀物不使用やアレルギー対応を意味するわけではありません。避ける必要のある食材はカルテへ明記し、完成品でも確認します。
油脂と栄養添加
リノール酸、ごま油、ビタミン・ミネラル類など、エネルギーや栄養バランスを整える原材料が使われる製品があります。無添加でも、栄養を満たすためのビタミン・ミネラルが不要になるわけではありません。
「油糧」という社名だけで脂質が高い、低いとは判断できません。届いたフードの保証成分とカロリーを確認します。
無添加の範囲
メーカーは無添加へのこだわりを掲げていますが、無添加には何を使用しないかの対象範囲があります。保存料、着色料、香料など、具体的な対象を問い合わせると比較しやすくなります。
無添加という表示だけで、保存性や愛犬への適合性が保証されるわけではありません。保存条件を守り、原材料アレルギーと栄養バランスを別に確認します。

栄養表示の確認
個別設計のフードほど、完成品の用途、保証成分、カロリー、給与量を具体的に確認することが重要です。
主食としての用途
毎日の主食にするなら、総合栄養食などの用途表示と、対象となるライフステージを確認します。補助食品は主食の不足を補う目的であり、それだけを主食にはできません。
注文ページや説明だけで分からない場合は、届く商品が子犬、成犬、シニアのどの栄養基準を満たすのか、メーカーへ問い合わせます。
保証成分
たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分を確認します。個別設計で配合が変わる場合、公開される代表値ではなく、自分の犬用に作られたロットの数値を確認できるか尋ねます。
腎臓病などでリンやナトリウムの管理が必要な犬は、一般的な保証成分だけでは足りません。必要なミネラル値を獣医師から具体的に示してもらい、メーカーが回答できるかを確認します。
カロリー
100g当たりの代謝エネルギーを確認し、1日の給与量と掛けて摂取カロリーを計算します。配合変更でカロリーが変わるなら、以前と同じグラム数を与え続けないようにします。
体重が増えた・減ったときに、体質だけの問題と決めつけず、給与量、おやつ、配合、活動量を見直します。

給与量の考え方
公式には成犬用の一般的な目安として、体重2kgで45g、4kgで80g、10kgで170g、20kgで290gなどの表が案内されています。これは出発点であり、すべての犬の固定量ではありません。
年齢、避妊・去勢、活動量、体格、配合のカロリーで適量は変わります。キッチンスケールで量り、2~4週間ごとに体重とボディコンディションを確認します。
子犬は成長段階により量と回数が変わります。「軟便にならない範囲」という情報だけに頼らず、月齢、成犬時の予想体重、成長曲線を基に必要量を確認してください。大型犬の子犬では過剰なカロリーやミネラル追加に注意します。
おやつ、補助食品、トッピングも1日の総カロリーへ含めます。複数の補助食品を使うと、同じビタミンやミネラルを重複して摂る可能性があります。

アレルギーへの注意
公式はアレルギーがある場合に事前連絡するよう案内しています。これは重要ですが、注文時に避けたい食材を伝えるだけで食物アレルギーの診断ができるわけではありません。
かゆみ、外耳炎、下痢は、食物以外のアレルギー、寄生虫、感染症、内分泌疾患などでも起こります。まず獣医師へ相談し、必要なら指定された除去食試験を行います。
交差接触の管理が必要な重いアレルギーでは、同じ工場で扱う原材料、製造ラインの洗浄、微量混入への対応も問い合わせます。回答を獣医師と共有して判断してください。
愛犬に合ったドッグフードを選びましょう
ドッグフードは、年齢や体格、運動量、食べやすさなどによって合うものが異なります。原材料や栄養バランスだけでなく、毎日無理なく続けられるかも含めて比較してみましょう。

持病がある犬
カルテへ病状を書ける仕組みでも、食事療法は獣医師の診断と検査に基づいて行います。
腎臓病ではリン、たんぱく質、ナトリウム、カロリー、心臓病ではナトリウム、膵炎では脂質など、病状に応じた細かな条件が必要です。一般的な「体にやさしい」「低カロリー」という説明だけでは判断できません。
療法食を指示されている犬は、吉岡油糧のフードへ自己判断で切り替えません。変更を希望する場合は、原材料と詳細成分をかかりつけの獣医師へ見せ、適合するか確認します。
薬を飲んでいる犬では、サプリメントや補助食品との相互作用にも注意します。天然素材でも無条件に安全とは限りません。
切り替えと観察
健康状態が安定している犬では、現在のフードに少量ずつ混ぜ、7~10日ほどかけて切り替えます。便が敏感な犬はさらにゆっくり進めます。
- 最初は新しいフードを全体の4分の1程度にする
- 数日ごとに半分、4分の3へ増やす
- 便、嘔吐、かゆみ、食欲、体重を記録する
- 問題がなければ新しいフードだけにする
軟便が出たら量、切り替え速度、おやつを見直します。下痢が続く、血便、嘔吐、元気低下がある場合は中止して受診します。
配合変更後も同じように観察します。カスタムフードは一度合えば永久に同じ配合で良いのではなく、年齢と健康状態に合わせて評価を続けることが大切です。

保存と購入計画
受注製造の利点を生かすには、届いた後の保存と次回注文を適切に管理します。
高温多湿と直射日光を避け、袋の口を密閉します。元の袋ごと密閉容器へ入れると、商品情報、賞味期限、ロット番号を残せます。小分けする場合も清潔で乾燥した容器を使います。
大容量を購入する前に、1日の給与量から消費日数を計算します。たとえば1日80gなら1kgは約12.5日、5kgは約62.5日分です。開封後に長期間かかる場合は、小さい袋を複数買えるか相談します。
次回注文は製造・発送にかかる時間と休日を考え、残量に余裕があるうちに行います。災害や配送遅延に備えて、愛犬が食べられる代替フードを獣医師と決めておくと安心です。
異臭、カビ、虫、油の強い変質、袋の破損があれば与えず、包装と中身を保管してメーカーへ連絡します。

費用と継続性
価格は容量と粒タイプで異なります。公式の現行価格では、1kg、3kg、5kg、10kgの選択肢があり、5mmはほかのタイプより価格が異なる設定です。価格、送料、条件は変更されるため注文時に確認します。
1日当たり費用は「購入価格÷内容量×1日の給与量」で計算します。配合が違っても価格が同じでも、犬ごとの給与量が違えば月額費用は変わります。
初回無料だけで判断せず、通常購入の価格、配送頻度、支払い、カルテ更新の手間、問い合わせ対応を含めて継続できるかを考えます。
Amazonなど一般のモールで過去商品が出る場合は、現行の個別設計品か、旧スタンダード品か、販売元、賞味期限を確認します。カルテを反映した商品は、公式の注文経路を使う方が情報を結び付けやすくなります。
吉岡油糧のよくある質問
- 吉岡油糧は犬ごとに完全に違うフードですか?
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愛犬カルテを基に肉種を含めて配合を設計すると案内されています。完成品の原材料、用途、成分、カロリーは個別に確認してください。
- お試しセットは何度でも申し込めますか?
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公式では初めての利用者を対象に一世帯1回、1件につき1頭分と案内されています。最新の申込条件を確認してください。
- アレルギー犬にも注文できますか?
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事前に知らせる仕組みはありますが、食物アレルギーの診断や除去食試験の代わりにはなりません。避ける原材料と交差接触を確認し、獣医師と相談します。
- 持病に合わせた療法食として使えますか?
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個別設計でも、療法食として適合するかは病状と詳細成分で判断します。療法食を指示されている犬は、原材料・成分値を獣医師へ示し、許可なく変更しないでください。
- 粒の大きさはどう選びますか?
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口の大きさ、噛み方、早食い、歯の状態で選びます。5mm、7mm、丸型、フレークを試し、むせや吐き戻しがないか確認してください。
まとめ
吉岡油糧のドッグフードは、愛犬カルテを登録し、一頭ごとの情報を基にオリジナルフードを設計・製造する注文方式が特徴です。粒は5mm、7mm、丸型、フレーク、容量は1kgから10kgまで選択肢があります。
利用を判断するときは、カルテや手作りという特徴だけでなく、届く個別商品の原材料、用途、保証成分、カロリー、給与量を確認してください。アレルギーや持病がある犬では、個別設計と獣医師による診断・療法食を混同しないことが重要です。
初回は少量でゆっくり切り替え、便、食欲、体重を記録します。犬の年齢や健康状態が変わればカルテを更新し、配合変更後も適性を評価し続けましょう。

