WOOFのドッグフードを解説|種類・原材料・与え方と選び方

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WOOFのドッグフードを解説|種類・原材料・与え方と選び方

WOOF(ワフ)は、ニュージーランド産の肉や内臓、骨などを中心にしたフリーズドライタイプのドッグフードです。水分が非常に少なく、一般的な粒状のドライフードよりエネルギーが濃縮されているため、見た目の量だけで与えると過不足が生じます。主食、おやつ、トッピングを区別し、レシピごとの原材料・カロリーと戻し方を確認して選びましょう。

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この記事を読むと分かること
  • WOOFのフリーズドライフードとおやつの違い
  • チキン、ラム、ベニソンなど各レシピの原材料と成分
  • 水で戻す量、給与量、切り替え方の考え方
  • 保存・衛生管理と愛犬に合う商品の選び方
目次

WOOFとは

WOOFは、ニュージーランドのThe New Zealand Natural Pet Food Co.が展開する犬用フードです。日本では主に50gと280gの袋で販売され、主食用のフリーズドライフードのほか、グリーントライプなどのおやつ・トッピングも見つかります。

フリーズドライの総合栄養食

主食用WOOFは、生の肉類や野菜などを凍結し、真空状態で水分を取り除くフリーズドライ製法の商品です。日本の販売ページでは、すべてのライフステージに必要な栄養を満たす総合栄養食として案内されています。

水分は多くのレシピで5%以下です。一般的なドライフードの水分10%前後よりさらに乾燥しており、ウェットフードとは大きく異なります。水分が抜けて軽いため、1食のグラム数は少なく見えますが、100g当たりのカロリーは高めです。

動物性原材料が中心

主食用レシピは、90%以上を肉、内臓、骨などの動物性原材料で構成すると案内されています。穀物、グルテン、トウモロコシ、小麦、大豆、ジャガイモは不使用です。動物性原材料のほか、ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケール、チンゲンサイ、ベリー類などがレシピに応じて使われます。

ケルプ、ニュージーランド産緑イ貝、蜂蜜、ローズマリー、ココナッツオイル、ホキ油なども配合されています。これらを含むことは商品の特徴ですが、関節疾患、皮膚疾患、消化器疾患を治療できるという意味ではありません。

主食とおやつを区別する

「WOOF」と書かれた商品すべてが主食になるわけではありません。たとえば、ビーフグリーントライプwith緑イ貝は、毎日のおやつやトッピングとして案内され、体重2.5kg当たり1日2粒が目安です。マヌカハニーなどの関連商品も、総合栄養食ではありません。

主食にする場合は、パッケージに犬用総合栄養食と表示されたフリーズドライドッグフードを選びます。「フリーズドライ」「肉100%に近い」「栄養がありそう」という印象だけで、おやつを主食に置き換えないでください。

購入ページでは、商品名だけでなく「総合栄養食」「おやつ」「トッピング」の用途表示を最初に確認しましょう。

主なレシピと違い

日本で流通する主食用レシピには、チキン、ラム、ビーフ、ワイルドベニソン、ワイルドゴート、ワイルドブラッシュテイルなどがあります。販売時期や店舗により在庫が異なるため、購入時の商品表示を優先してください。

チキン

チキンは、骨付きチキン、チキンハート、ラムグリーントライプ、チキンレバーを中心に、ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケールなどを組み合わせます。主役は鶏ですが、ラム由来のグリーントライプも含むため、単一動物性たんぱく源ではありません。

保証成分は、たんぱく質44%以上、脂質38%以上、粗繊維2%以下、水分5%以下、代謝エネルギー556kcal/100gと表示されています。脂質とカロリーが高く、少量でもエネルギーを多く取れます。活動量の少ない犬、肥満傾向の犬、脂質制限が必要な犬は特に慎重に判断します。

ラム

ラムは、子羊の肉、心臓、グリーントライプ、肝臓、腎臓、骨などを利用するレシピです。ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケールなども含まれます。チキンを避けたい犬の候補になることはありますが、購入時の全原材料を確認してください。

食物アレルギーの診断では、過去に食べたことのないたんぱく源か、加水分解たんぱくを用いた食事を一定期間厳密に与えます。「ラムは低アレルゲン」と一律にはいえず、過去にラムを食べた犬は反応する可能性があります。

ワイルドベニソン

ワイルドベニソンは、野生鹿の肉に、ラム、ラムグリーントライプ、ラムハート、ラムレバー、ラムキドニー、ラム骨などを組み合わせます。名称はベニソンですが、ラムも複数含まれます。

保証成分は、たんぱく質40%以上、脂質32%以上、水分5%以下、代謝エネルギー514.3kcal/100gです。鹿肉だけのフードを探している場合や、ラムを避けたい犬には合いません。表面の商品名ではなく原材料表で判断します。

ワイルドゴート

ワイルドゴートは、骨付きヤギ肉に、ラムハート、ラムグリーントライプ、ラムレバー、ラムキドニーを組み合わせます。チンゲンサイ、ニンジン、ブルーベリー、クランベリーなども含まれます。

保証成分は、たんぱく質44%以上、脂質26%以上、水分5%以下、代謝エネルギー453.4kcal/100gです。チキンより脂質とカロリーが低めですが、一般的なドライフードと比べれば高エネルギーな部類です。ヤギ肉単独ではなく、ラム由来原料を含む点にも注意します。

ワイルドブラッシュテイル

ブラッシュテイルは、ニュージーランドに生息するポッサムの一種です。ワイルドブラッシュテイルのレシピは、骨付きブラッシュテイルに、ラムハート、ラムグリーントライプ、ラムレバー、ラムキドニーを組み合わせます。

表示値は、たんぱく質58%以上、脂質20%以上、水分3%以下、代謝エネルギー432.5kcal/100gです。紹介した例の中ではたんぱく質が高く、脂質とカロリーはチキンより低い設計です。ただし、腎臓病などで栄養制限がある犬に適するかは別問題であり、たんぱく質の数字だけで決められません。

ビーフ

ビーフは、牛肉、ビーフハート、ビーフトライプ、ビーフレバー、ビーフキドニー、牛骨などを中心にしたレシピです。ブロッコリー、ニンジン、リンゴ、ケールなども使われます。店舗や輸入時期によって保証成分や商品仕様が変わる可能性があるため、手元のラベルを確認してください。

牛肉は犬の食物アレルギーで原因になり得るたんぱく源です。過去に牛肉を食べてかゆみや消化器症状が出た犬には避けます。

ワンポイント

レシピ名と主原料は同じ意味ではありません。ベニソン、ゴート、ブラッシュテイルにもラム由来の内臓などが含まれるため、避けたい動物種がある場合は全原材料を確認してください。

栄養成分の見方

フリーズドライフードは水分が少ないため、たんぱく質、脂質、カロリーの数値が一般的なウェットフードより高く見えます。水分量の違いを踏まえて比較する必要があります。

カロリー密度が高い

日本で確認できる主なレシピは、100g当たり約430~556kcalです。一般的なドライフードより高い商品が多く、チキンは特に高カロリーです。

たとえば、チキンを50g与えると約278kcal、ワイルドゴートを50g与えると約227kcalです。同じ見た目の量でもレシピによって摂取カロリーが違います。別のWOOFへ味を替えるときも、同じグラム数のままではなくカロリーと給与表を確認します。

水で戻して重量が増えても、カロリーは増えません。フード50gに水を加えて150g程度になっても、摂取する栄養とカロリーは元の50g分です。戻した後の重量と乾燥状態の給与量を混同しないことが重要です。

高脂質のレシピに注意

チキンは脂質38%以上、ベニソンは32%以上、ゴートは26%以上など、脂質が高いレシピがあります。活動量が多い犬や少量でエネルギーを取りたい犬には利点になり得ますが、すべての犬に適するわけではありません。

肥満傾向、過去に膵炎を起こした、血中脂質が高い、消化器症状が出やすいなどの場合は、自己判断で高脂質食へ切り替えないでください。「生に近い」「穀物不使用」という特徴より、病状に合う脂質量を優先します。

骨とミネラル

多くのレシピには粉砕された骨が含まれ、カルシウムやリンなどの供給源になります。完成品として総合栄養食に調整されている場合、骨を含むこと自体を危険とみなす必要はありません。一方、別のカルシウムサプリメントを自己判断で追加すると、栄養バランスが崩れる可能性があります。

成長期の子犬、とくに大型犬になる子犬は、カルシウムとリンの量や比率、総エネルギー摂取が骨格形成に関わります。全年齢対応という表示だけで判断せず、体格別の成長と給与量を獣医師に確認すると安心です。

与え方と戻し方

WOOFは乾燥したままでも食べられますが、主食にする場合は水で戻す方法が案内されています。水分摂取、食べやすさ、衛生を考えて準備します。

3倍量の水で戻す

日本の販売ページでは、フードの3倍量の常温水、またはわずかに温かい程度のぬるま湯で戻すよう案内されています。フード30gなら水約90g、50gなら水約150gが目安です。

  1. 乾燥状態のフードをキッチンスケールで量る
  2. フードの約3倍量の常温水かぬるま湯を加える
  3. 全体へ水が行き渡るよう軽く混ぜる
  4. 十分に吸水し、食べやすい温度であることを確認して与える

熱湯は使わないよう案内されています。犬が口をやけどする危険があるため、温度は手で触れてぬるい程度にします。水を多く飲まない犬では、水分を食事と一緒に取れる点が戻す利点です。

乾燥したまま与える場合

乾燥状態のまま主食やおやつとして与えることもできますが、常に新鮮な飲み水を用意します。水分が少なく、崩れやすい形状なので、早食いする犬や飲み込みが苦手な犬は、砕いて戻すほうが食べやすい場合があります。

おやつやトッピングに使う量も1日のカロリーへ含めます。主食が別にある犬へWOOFを追加すると、少量でもカロリー過多になり得ます。追加分に相当する主食を減らし、補助的な食品は1日の総カロリーの10%以内を一つの目安にします。

給与量の目安

日本で案内される給与表の一例では、成犬維持期は体重1kgで8.75g、3kgで26.25g、5kgで43.75g、7kgで61.25g、10kgで87.5g、12kgで105gです。成長期の子犬は成犬維持期の2倍、妊娠・授乳期は別欄の量が示されています。

これは出発点であり、レシピ、年齢、避妊・去勢、運動量、体型、健康状態で調整します。体重5kgでも、チキン43.75gなら約243kcal、ゴートなら約198kcalになり、レシピ差があります。購入した袋の給与表とカロリーを優先してください。

1日量を2~3回に分け、週1回程度体重を確認します。肋骨が軽く触れ、上から見て腰のくびれがあるかも観察してください。体重が増えるなら5~10%程度減らし、痩せるなら増やすなど、小刻みに調整します。

切り替えと体調管理

肉と脂質が多いフードへ急に替えると、便や食欲が変化する場合があります。7日以上かけて少しずつ割合を増やします。

7日間の切り替え例

公式販売ページの目安は次のとおりです。

スクロールできます
日数WOOF従来のフード
1~2日目25%75%
3~4日目50%50%
5~6日目75%25%
7日目以降100%0%

割合は重量ではなく、原則として1日の必要カロリーに占める比率で考えると正確です。カロリー密度の違うフードを重量で半分ずつ混ぜると、総カロリーが増える場合があります。

便が緩い、吐く、食欲が落ちる場合は、前の割合に戻すか切り替えを中止します。「そのうち慣れる」と決めつけて不調を放置しないでください。繰り返す嘔吐、血便、激しい下痢、元気消失、腹痛、顔の腫れ、呼吸の異常があれば早めに受診します。

食物アレルギーへの考え方

穀物不使用でも、肉類に対する食物アレルギーは起こり得ます。さらに、多くのレシピは商品名以外の動物種を含みます。チキンにはラムグリーントライプ、ベニソンやゴートにはラムの内臓などが使われています。

食物アレルギーが疑われる犬の除去食には、原材料の種類が多い商品より、獣医師が選ぶ加水分解食や厳密な新奇たんぱく質食が適することがあります。かゆみや外耳炎、慢性的な下痢がある場合は、フードを次々替える前に相談してください。

衛生と保存

WOOFは生の原材料をフリーズドライにした製品で、加熱済みドライフードと同じ扱いにしないほうが安全です。乾燥していても、病原微生物のリスクがゼロになるとは限りません。

取り扱い後は手を洗う

フードに触れた後は石けんで手を洗い、計量器、ボウル、スプーン、調理台を洗浄します。犬が食べ終わった器を人の食器と区別する必要まではありませんが、熱い流水と洗剤で十分に洗い、乾燥させます。

乳幼児、高齢者、妊娠中の人、免疫機能が低下している人がいる家庭では、フリーズドライ生食の衛生リスクを獣医師や医療者と相談してください。犬が食べた直後に人の顔をなめることも避けると安心です。

戻したら早く与える

水で戻すと、微生物が増えやすい条件になります。食べる直前に準備し、長時間室温へ放置しません。食べ残しは保存して次の食事へ回さず、早めに片付けます。暑い季節は特に注意します。

開封後は冷暗所へ

日本の現行販売ページでは、冷暗所で保管し、冷蔵庫を避け、開封後30日以内に使うよう案内される商品があります。ワイルドゴートでは3週間以内という表示も見られるため、手元のパッケージを優先してください。

冷蔵庫は出し入れによる結露で湿気る可能性があります。袋のチャックをしっかり閉じ、乾いた冷暗所へ置きます。濡れたスプーンを袋に入れず、異臭、カビ、変色、袋の破損があれば与えません。

水で戻したフードは乾燥状態の保存性を失います。作り置きや室温放置をせず、食べる分だけ準備してください。

向いている犬と注意する犬

WOOFの形態と栄養設計は、目的によって利点にも注意点にもなります。

検討しやすい犬

  • 少量でエネルギーを取りたい、食の細い健康な犬
  • 水で戻して水分摂取を補いたい犬
  • 穀物、小麦、大豆、ジャガイモを使わない主食を探している犬
  • フリーズドライを旅行時や備蓄に使いたい家庭
  • 主食とトッピングをグラム・カロリーで管理できる家庭

軽く持ち運びやすい点は旅行や防災備蓄に便利ですが、戻すための安全な水も必要です。非常時に初めて与えるのではなく、普段から少量を試し、定期的に賞味期限を確認します。

慎重に判断したい犬

  • 肥満傾向で摂取カロリーを抑える必要がある犬
  • 膵炎、高脂血症などで脂肪制限を指示されている犬
  • 腎臓病、肝臓病、心臓病、尿路疾患などで療法食が必要な犬
  • 複数の肉に食物アレルギーが疑われる犬
  • 生食系製品の衛生管理が難しい家庭
  • 大型犬などで毎月の使用量と費用が大きくなる犬

WOOFは療法食ではありません。高たんぱく、高脂質、骨を含む設計が持病に合うかは、病名や検査値によって異なります。治療中の犬は、原材料、保証成分、カロリーを主治医へ見せて確認してください。

愛犬に合ったドッグフードを選びましょう

ドッグフードは、年齢や体格、運動量、食べやすさなどによって合うものが異なります。原材料や栄養バランスだけでなく、毎日無理なく続けられるかも含めて比較してみましょう。

購入前の計算

価格は50gで税込1,760円、280gで税込7,260円と案内されるレシピがありますが、販売店や時期で変わります。袋価格ではなく、1日の給与量から月額を計算します。

たとえば成犬維持期の目安が1日43.75gなら、280g袋は約6.4日分で、30日では約4.7袋必要です。体重10kgで1日87.5gなら約3.2日分、30日で約9.4袋です。主食にすると、体の大きな犬ほど費用が大きくなります。

まず50gで食べるか、便や皮膚に問題がないかを確認し、その後280gへ進む方法があります。ただし50gでは体重によって1日分に満たないため、切り替え試験に必要な量を計算して購入してください。

WOOFのよくある質問

WOOFは水で戻さないといけませんか?

乾燥したままでも与えられますが、主食では3倍量の常温水またはぬるま湯で戻す方法が案内されています。水分を取りやすく、柔らかくなります。乾燥したまま与える場合も、飲み水を必ず用意してください。

WOOFは子犬にも与えられますか?

主食用商品は全年齢対応の総合栄養食として案内されています。販売ページでは成長期に成犬維持量の2倍が目安ですが、犬種、月齢、成犬予想体重で必要量が異なります。特に大型犬の子犬は獣医師へ確認してください。

どのレシピも単一たんぱく源ですか?

いいえ。チキンにはラムグリーントライプ、ベニソン、ゴート、ブラッシュテイルにはラムの内臓などが含まれます。除去したい動物種がある場合は、商品名ではなく全原材料を確認します。

トッピングとして毎日使えますか?

使えますが、WOOFは高カロリーなので追加分を主食から差し引きます。総合栄養食ではないトライプ商品などはおやつ扱いとし、1日の総カロリーの10%以内を一つの目安にしてください。

開封後は冷蔵庫で保存しますか?

日本の販売表示では、乾燥状態の商品は冷蔵庫を避け、冷暗所で密閉保存するよう案内されています。開封後30日または3週間など商品差があるため、現物表示を優先します。水で戻した分は保存せず早めに与えます。

まとめ

WOOFは、肉、内臓、骨を中心にしたニュージーランド製のフリーズドライドッグフードです。主食用は総合栄養食として案内され、チキン、ラム、ビーフ、ベニソン、ゴート、ブラッシュテイルなどのレシピがあります。一方、トライプなどのおやつ・トッピング商品もあるため、用途表示の確認が欠かせません。

水分が少なく、100g当たり約430~556kcalの高エネルギーなレシピがあります。3倍量の常温水やぬるま湯で戻しても、元のフードのカロリーは変わりません。乾燥重量で給与量を量り、レシピを替える際も成分とカロリーを確認してください。

穀物不使用や珍しい肉という特徴だけで選ばず、商品名以外の動物性原料、脂質、対象年齢、持病、月額、衛生管理まで考えます。7日以上かけて切り替え、便、嘔吐、皮膚、体重を観察し、持病や食物アレルギーが疑われる場合は獣医師へ相談しましょう。

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