アーテミスのドッグフードを解説|種類・原材料・選び方

当ページのリンクには広告が含まれています。
アーテミスのドッグフードを解説|種類・原材料・選び方

アーテミスのドッグフードを調べると、「フレッシュミックス」「オソピュア」「アガリクスI/S」など複数のシリーズが見つかります。原材料へのこだわりや特徴成分に目が向きやすい一方、「結局どれがうちの犬に合うのか」「グレインフリーなら安心なのか」と迷う方もいるでしょう。

アーテミスはシリーズによって、対象年齢、主なたんぱく源、穀物の有無、粒サイズ、カロリー、体重管理への配慮が異なります。ブランド全体の評判だけで決めず、個別商品の対象犬、原材料全体、保証成分、カロリー、給与量を確認することが大切です。

気になる動物・ペット情報を探す

犬・猫を中心に、食事、健康、しつけ、品種、暮らし、野生動物などの情報をテーマ別にまとめています。
ペット・動物ガイドを見る →

この記事を読むと分かること
  • アーテミスの主なシリーズと違い
  • 原材料やグレインフリー表示の読み方
  • 年齢・体格・体型に合わせる選び方
  • 切り替え方と動物病院へ相談する目安
目次

アーテミスの基本情報

まずは、日本で流通するアーテミス製品の全体像を確認します。

アーテミスはアメリカ生まれのペットフードブランドで、日本では正規輸入代理店を通じて複数シリーズが販売されています。現在、犬用の主なラインとして、フレッシュミックス、オソピュア グレインフリー、アガリクスI/Sが案内されています。ドライフードに加え、オソピュアには犬用缶フードもあります。

同じブランドでもシリーズの目的は同一ではありません。フレッシュミックスには小型犬の子犬用、成犬用、中・大型成犬用、体重管理や小型シニア犬向けなどがあります。オソピュアは穀物不使用を特徴とし、ダックやサーモンなどのたんぱく源とガルバンゾー豆を使うドライ製品があります。アガリクスI/Sはアガリクスや乳酸菌などを特徴として、小粒・中粒、ヘルシーウェイト、グレインフリー小粒などが展開されています。

輸入フードは原産国、製造工場、配合、パッケージ、容量、価格が変更される場合があります。古い比較記事や販売ページだけに頼らず、購入時点の正規輸入代理店情報と手元のパッケージを確認しましょう。

主な3シリーズ

各シリーズの特徴と、候補になりやすい犬を整理します。

フレッシュミックス

フレッシュミックスは、複数の動物性たんぱく源や穀類、野菜・果物などを組み合わせたシリーズです。日本の公式取扱情報では、小型犬幼犬用のスモールブリードパピー、小型成犬用のスモールブリードアダルト、中・大型成犬用のアダルトドッグ、肥満傾向の成犬向けのウェイトマネージメント、肥満傾向の小型成犬・シニア犬向け製品などが案内されています。

たとえばアダルトドッグの原材料には、チキン、ターキー、ダック、サーモン、卵など複数の動物性原料と、大麦、玄米、オーツ麦などが含まれます。いろいろな原料を使った食事を選びたい健康な成犬には候補になりますが、特定の動物性たんぱく質を避けたい犬には確認が必要です。

商品名が似ていても、対象となる体格や年齢が違います。小型犬用は粒サイズへの配慮がありますが、「小粒が食べやすい」という理由だけで、子犬に成犬用を与えないようにしてください。

オソピュア

オソピュア グレインフリーは、穀物を使わず、ガルバンゾー豆、えんどう豆、レンズ豆などを利用するシリーズです。ドライではダック&ガルバンゾー、サーモン&ガルバンゾーなどが案内され、缶にはラム、チキン、ダック、ターキー&サーモンなどの種類があります。

穀物不使用は、穀物に対する食物アレルギーが獣医師の診断で確認された犬には選択肢になり得ます。しかし、健康なすべての犬にとってグレインフリーが必要、あるいは穀物入りより優れているという意味ではありません。豆類やいも類も炭水化物源であり、グレインフリーは炭水化物不使用ではありません。

また、商品名にダックやサーモンと書かれていても、天然風味料などに別の動物由来原料が含まれることがあります。厳格な除去食が必要な犬は、自己判断で市販のグレインフリーを選ばず、獣医師が指定する療法食や食事試験の計画に従ってください。

アガリクスI/S

アガリクスI/Sは、アガリクスと乳酸菌などを特徴としているシリーズです。通常タイプの小粒・中粒、体重管理を考えたヘルシーウェイト小粒、穀物不使用のグレインフリー小粒などがあります。

特徴成分が含まれていても、病気の予防や治療ができると断定することはできません。アガリクスが入っているという一点より、総合栄養食として対象犬に合うか、カロリーと給与量、主なたんぱく源、ほかの原材料を確認することが先です。

ヘルシーウェイトは太りやすい犬の候補ですが、替えるだけで痩せるわけではありません。おやつを含む総摂取カロリーを管理し、体重と体型の推移を見ます。肥満が強い犬や持病のある犬では、獣医師と減量計画を立てましょう。

ワンポイント

まず年齢・体格・体型でシリーズ内の商品を絞り、特徴成分や穀物の有無はその後の比較項目にしましょう。

原材料の見方

アーテミスの原材料を評価するときは、広告上の印象より、愛犬に必要な情報を見つけます。

たんぱく源を確認する

チキン、ターキー、ダック、サーモン、魚肉、卵など、製品によって複数の動物性原料が使われています。たんぱく質は筋肉、皮膚、被毛、酵素などの材料になりますが、原材料名だけで消化性やアミノ酸バランスのすべては分かりません。完成品の保証成分と栄養適合性も見ます。

「フレッシュチキン」が最初にあるから必ずほかの製品より優れている、という評価はできません。生肉は水分を多く含み、乾燥原料とは加工前重量が異なります。表示順の最初だけでなく、原材料全体を確認しましょう。

食物アレルギーが疑われる場合、かゆみや軟便だけで原因食材を決めつけないことが重要です。皮膚炎、寄生虫、感染症、環境アレルギー、急な食事変更など、似た症状を起こす原因は複数あります。獣医師の管理下で食事試験を行う場合は、おやつや味付きの薬も含めて指示に従います。

穀類と豆類を理解する

フレッシュミックスには大麦、玄米、オーツ麦などを含む商品があります。健康な犬は適切に加工された穀類を利用でき、穀類を含むだけで質が低いとは言えません。

オソピュアやアガリクスI/Sの一部はグレインフリーですが、ガルバンゾー豆、えんどう豆、レンズ豆、スイートポテト、タピオカなどが使われます。穀物不使用という表示だけで、消化しやすさ、低アレルギー、低カロリーが保証されるわけではありません。

食事と犬の拡張型心筋症との関連については研究が続いており、特定の原材料だけで単純に原因を断定できません。しかし、グレインフリーを選ぶ明確な理由がなく、長期間与えることに不安がある場合は獣医師へ相談してください。息切れ、咳、失神、運動を嫌がるなどの症状があれば、食事変更より診察を優先します。

油脂と酸化防止

鶏脂肪、サーモンオイル、ヒマワリオイル、フラックスシードなど、製品によって脂質源が異なります。脂質はエネルギー源であり、必須脂肪酸の供給にも関わります。

正規輸入代理店のFAQでは、シリーズによって乾燥後にオイルを噴霧する工程が説明されています。油脂を含むドライフードは開封後に酸化の影響を受けるため、袋の口を閉じ、高温多湿と直射日光を避けて保管します。大袋が割安でも、食べ切るまで長期間かかる犬には小容量のほうが扱いやすいことがあります。

野菜・果物・特徴成分

トマト搾り粕、チコリ根、ケルプ、ニンジン、リンゴ、ブルーベリー、クランベリーなど、多様な原材料が含まれる商品があります。乳酸菌、L-カルニチン、グルコサミン、コンドロイチンなどを特徴とする製品もあります。

成分名が多いほど犬に合うとは限りません。各成分の配合量と犬での有効性が不明な場合、名前だけで健康効果を判断できません。関節が気になる犬では、適正体重、滑りにくい床、痛みの診断、無理のない運動が重要で、特徴成分は治療の代わりになりません。

「自然」「プレミアム」「ヒューマングレード」などの言葉だけで、総合栄養食としての適否は決まりません。具体的な表示を優先してください。

栄養設計の確認

愛犬に合うかを判断するには、原材料とともに成分値、カロリー、給与量を見ます。

総合栄養食と対象犬

毎日の主食にするなら、犬用総合栄養食であり、対象となるライフステージが愛犬に合うかを確認します。子犬用、成犬用、体重管理用などは想定する栄養設計が異なります。

缶フードを使う場合も、主食用か補助的な用途かを個別商品で確認してください。一般食や補完食を主食として長期間与えると、栄養が偏る可能性があります。ドライへトッピングする場合は、追加した分のカロリーを考慮します。

保証成分を比べる

たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分などを見ます。数値の高低だけで優劣を決めず、愛犬の年齢、活動量、体型、健康状態に合うかを考えます。

ドライと缶は水分量が大きく違うため、表示された割合をそのまま比較できません。正確に比べるには乾物換算が必要です。腎臓病、膵炎、尿路疾患などで特定栄養素の調整が必要な犬は、一般フードの数値だけで自己判断せず、獣医師へ相談してください。

カロリーと給与量

100g当たりの代謝エネルギーと、体重別の1日給与量をセットで確認します。同じ1カップでも粒の形や密度が違えば重量が変わります。以前のフードと同じカップ数を与えると、摂取カロリーが増減することがあります。

キッチンスケールでグラムを量り、袋の給与量を開始目安にします。その後、肋骨の触れ方、腰のくびれ、腹部の引き締まり、体重の変化で調整します。おやつ、ガム、トッピングも1日の摂取量へ含めましょう。

ワンポイント

商品を替える前に、旧フードと新フードの100g当たりカロリーと1日給与量を書き出すと、与え過ぎを防ぎやすくなります。

年齢別の選び方

ライフステージによって、優先する条件が変わります。

子犬

小型犬の子犬にはフレッシュミックス スモールブリードパピーなど、成長期を対象にした製品が候補です。成犬用や体重管理用を、粒が小さいという理由だけで代用しないでください。

子犬は成長のために体重当たりで多くのエネルギーを必要とします。大型犬の子犬は成長期間が長く、エネルギーやカルシウムなどの過不足へ特別な配慮が必要です。対象体格が明確でない場合や切り替え時期に迷う場合は、獣医師へ相談しましょう。

健康な成犬

小型犬ならスモールブリードアダルト、中・大型犬ならアダルトドッグなど、体格に合わせた候補があります。オソピュアやアガリクスI/Sも、対象年齢と体格、カロリーが合えば検討できます。

健康な成犬では、便、皮膚、被毛、食欲、体重が安定することが継続の判断材料です。食いつきが良いだけで合うとは決めず、数週間から数か月の体型変化も見てください。

太りやすい犬

ウェイトマネージメントやアガリクスI/S ヘルシーウェイトは、体重管理が必要な犬の候補です。ただし、低めのカロリー設計でも給与量を超えれば減量できません。

肥満度は体重だけでなく、ボディコンディションスコアで評価します。急激な制限は筋肉量の低下や栄養不足につながる可能性があるため、肥満が強い、関節疾患がある、内分泌疾患が疑われる犬は、獣医師と計画を立てましょう。

シニア犬

フレッシュミックスの小型シニア犬向けなどが候補になりますが、年齢だけで選ばず、太り気味か痩せ気味か、筋肉量、歯の状態、持病を確認します。シニアになると必要エネルギーが下がる犬がいる一方、食欲低下や病気で痩せる犬もいます。

食べにくそうな場合に粒をふやかす方法はありますが、急に硬い粒を嫌がるなら歯周病や口の痛みも考えられます。水を飲む量が増えた、尿が増えた、咳、嘔吐、下痢、体重減少がある場合は、フード変更より受診を優先してください。

愛犬に合ったドッグフードを選びましょう

ドッグフードは、年齢や体格、運動量、食べやすさなどによって合うものが異なります。原材料や栄養バランスだけでなく、毎日無理なく続けられるかも含めて比較してみましょう。

購入と保存の注意点

輸入フードを安全に続けるには、販売経路と保管も重要です。

正規流通を確認する

通販では、販売元、正規輸入品か、賞味期限の表示、保管状態、返品条件を確認します。極端に安い場合は、期限や流通経路を慎重に見ましょう。商品名が同じでも旧配合や旧パッケージが混在する可能性があります。

到着後は、袋の破損、異常な膨らみ、虫害、湿気、油の酸敗臭がないか確認します。異常を感じたら与えず、販売店または正規輸入代理店へロット番号とともに問い合わせます。

食べ切れる容量を選ぶ

大容量は単価を抑えやすいですが、開封後の品質を保てる期間内に食べ切れることが前提です。初めての製品は小容量から試し、食べ方と体調を確認します。

袋ごと密閉容器へ入れると、原材料表示、賞味期限、ロット番号を保持しやすくなります。容器へ直接移す場合は、古いフードを継ぎ足さず、使い切るたびに洗浄して完全に乾かしてください。

段階的に切り替える

健康な成犬では、一般に7日ほどかけて新しいフードの割合を増やします。お腹が敏感な犬、子犬、シニア犬ではよりゆっくり進める場合があります。

  1. 1〜2日目は新しいフードを全体の4分の1程度にする
    食欲、便、嘔吐を確認します。
  2. 3〜4日目は新旧を半分程度ずつにする
    問題があれば割合を増やしません。
  3. 5〜6日目は新しいフードを4分の3程度にする
    合計量をグラムで管理します。
  4. 7日目以降に新しいフードへ移行する
    体重と体型を見ながら量を調整します。

水様便、血便、繰り返す嘔吐、顔の腫れ、呼吸の異常、ぐったりする状態では、切り替えを遅くすればよいと考えず動物病院へ連絡してください。

アーテミスの一般フードは療法食の代わりではありません。治療中の犬は、主治医の許可なく処方された食事から変更しないでください。

アーテミスのよくある質問

3シリーズのどれが一番よいですか?

一律の一番はありません。年齢・体格別に選びやすいフレッシュミックス、穀物不使用のオソピュア、アガリクスや乳酸菌を特徴とするアガリクスI/Sでは目的が違います。愛犬の条件と個別商品の表示で選びます。

グレインフリーのほうが安全ですか?

健康なすべての犬にとって安全性や栄養面で優れるとは限りません。穀物アレルギーが確認された犬には候補ですが、自己判断での除去は不要です。豆類など別の炭水化物源も含まれます。

アガリクスI/Sには治療効果がありますか?

病気を治療するフードではありません。特徴成分が含まれていても、免疫疾患やがんなどへの効果を断定できません。治療中の犬では主治医へ相談し、標準的な治療を優先してください。

小粒と中粒は栄養が違いますか?

同じ商品名でも必ず同一とは限らないため、保証成分、カロリー、給与量をそれぞれ確認します。粒サイズは口の大きさや食べ方に関わりますが、年齢と栄養設計を先に合わせます。

食いつきが悪いときは缶を混ぜてもよいですか?

健康上の問題がなく、犬に安全な商品を適量使う方法はあります。ただし、追加カロリーを主食から差し引き、総合栄養食か用途を確認します。急な食欲低下や元気消失があれば受診してください。

まとめ

アーテミスには、年齢・体格別に選びやすいフレッシュミックス、穀物不使用のオソピュア、アガリクスや乳酸菌を特徴とするアガリクスI/Sがあります。各シリーズ内にも、子犬、成犬、体重管理、小粒・中粒などの違いがあります。

選ぶ際は、ブランドの評判や「プレミアム」「グレインフリー」といった言葉だけで判断せず、個別商品の対象年齢と体格、総合栄養食表示、原材料全体、保証成分、100g当たりのカロリー、1日給与量を確認することが重要です。

切り替え後は、食いつきだけでなく、便、皮膚、被毛、飲水、元気、体重、体型を観察します。持病や食物アレルギーがある犬、急な体重変化や継続する症状がある犬では、一般的な商品選びより獣医師への相談を優先してください。

ドッグフードの全体像を見る

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次