ブラバンソンヌのキャットフードを解説|特徴・原材料・選び方

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ブラバンソンヌのキャットフードを解説|特徴・原材料・選び方

ブラバンソンヌの猫用フードは、ベルギーで製造され、子猫用、成猫用のチキンとオーシャンフィッシュ、消化器サポート、シニア猫用エイジングケアという年齢・目的別のラインがあります。主な動物性原料、穀物や豆類、オメガ脂肪酸、プレバイオティクスなどを組み合わせたドライフードです。

愛猫に合うかを判断するときは、「獣医師監修」「ベルギー産」「ヒューマングレード」といったブランドの説明だけで決めません。レギュラーダイエットとプロフェッショナルダイエットの位置づけを分け、商品ごとの栄養区分、対象年齢、原材料、保証成分、100g当たりカロリー、給与量を確認する必要があります。

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この記事を読むと分かること
  • ブラバンソンヌ猫用5商品の役割と対象年齢
  • チキンとオーシャンフィッシュの原材料上の違い
  • 子猫・成猫・シニア期でカロリーを比べる方法
  • 消化器サポートを自己判断で治療食にしない考え方
目次

猫用は5商品が基本

公式ラインでは、日常の主食を想定したレギュラーダイエット3商品と、特定のライフステージや目的に配慮した881プロフェッショナルダイエット2商品があります。

スクロールできます
シリーズ・商品主な対象主なたんぱく源代謝エネルギー
子猫用チキン子猫チキン447kcal/100g
成猫用チキン成猫チキン購入時の表示を確認
成猫用オーシャンフィッシュ成猫サーモン・タラ・カレイなど428kcal/100g
消化器サポートオールステージチキン440kcal/100g
シニア猫用エイジングケアシニア猫チキン447kcal/100g

レギュラーダイエットは、年齢別ニーズに合わせた総合栄養食として案内されています。一方、公式サイトでは881プロフェッショナルダイエットを準療法食と表現しています。準療法食という言葉は、獣医師の診断に基づいて特定の病気を管理する療法食と同じではありません。

消化器症状や持病がある猫に「プロフェッショナル」という名称だけで与えず、栄養区分と目的を確認します。病気の治療中なら、現在の療法食を置き換えられるか獣医師へ相談してください。

商品の原材料や成分はリニューアルで変わることがあります。この記事の数値は比較の考え方を示すためのもので、実際に与えるときは届いた袋の日本語表示を優先します。

子猫用は成長期の高栄養食

子猫用チキンは、成長期に必要なエネルギーと栄養を取りやすい設計です。主原料はチキンで、米、チキン由来の動物性油脂、高消化性エンドウ豆たんぱく質、えんどう豆、加水分解チキンたんぱく質などを使用しています。

保証成分は粗たんぱく質32%以上、粗脂肪20%以上、粗繊維3%以下、水分9%以下で、代謝エネルギーは447kcal/100gです。カルシウム1.2%、リン0.8%などの数値も示されています。乾燥南極オキアミを含み、オメガ3脂肪酸源にも配慮したレシピです。

447kcal/100gはエネルギー密度が高いため、少量しか食べられない子猫でも必要量を取りやすい一方、成猫へ子猫時と同じ感覚で与え続けるとカロリー過多になり得ます。成長の落ち着き、避妊・去勢の時期、体型を見て成猫用へ段階的に切り替えます。

子猫は月齢と体重によって1日量や食事回数が変わります。袋の給与表を確認し、1日分を3〜4回など複数回に分けます。食べない、下痢や嘔吐が続く、体重が増えない場合は、フードの好みだけと考えず早めに受診してください。

成猫用は主原料で選ぶ

健康な成猫向けにはチキンとオーシャンフィッシュがあります。味の好みだけでなく、使われている動物性原料、穀物、脂肪、カロリーの違いを見ます。

成猫用チキン

成猫用チキンは、鶏由来の原料を中心にした日常の総合栄養食です。鶏肉を好み、これまで問題なく食べてきた猫には基本の候補になります。原材料一覧にはチキン生肉、加水分解チキンたんぱく質、チキン由来の動物性油脂などが使われるため、鶏肉を避ける必要がある猫には向きません。

購入時は、粗たんぱく質、粗脂肪、カロリー、対象月齢と給与量を袋で確認します。同じブランドでも子猫用やシニア用とはエネルギー密度が異なるため、以前のフードと同じグラム数をそのまま使わないでください。

オーシャンフィッシュ

成猫用オーシャンフィッシュは、サーモン、タラ、スケトウダラ、カレイ類などの魚を使い、玄米、高消化性エンドウ豆たんぱく質、えんどう豆、レンズ豆、サーモンオイルなどを配合しています。粗たんぱく質29%以上、粗脂肪18%以上、代謝エネルギー428kcal/100gです。

魚を主なたんぱく源としていますが、原材料にチキン由来の動物性油脂が含まれます。メーカーが単一たんぱく質と案内していても、重い鶏肉アレルギーで微量の混入まで避ける必要がある場合は、名称だけで判断できません。製造ラインの交差接触を含め、メーカーや獣医師へ確認します。

魚味が好きな猫、鶏のたんぱく質を避けたい猫の候補にはなりますが、食物アレルギーの診断用として自己流の除去食に使うことは勧められません。魚の種類も複数なので、どの魚に反応するかを特定したい試験には向かない可能性があります。

愛猫に合ったキャットフードを選びましょう

猫の食事は、年齢や活動量、好みなどによって選び方が変わります。栄養バランスや食べやすさ、継続しやすい価格などを確認しながら、その猫に合うフードを検討しましょう。

消化器サポートの見方

消化器サポートは、猫用オールステージ対応の881プロフェッショナルダイエットです。白米を先頭に、チキン、チキン生肉15%、トウモロコシグルテン、加水分解チキンたんぱく質、チキン由来油脂、セルロース、ビートパルプなどを使用しています。

粗たんぱく質32%以上、粗脂肪14%以上、粗繊維3%以下、代謝エネルギー440kcal/100gです。マンナンオリゴ糖やフラクトオリゴ糖を含む原料、ビール酵母、乾燥かぼちゃなどを配合し、消化器と便通へ配慮しています。

ここで注意したいのは、消化器症状の原因が一つではないことです。急な食事変更、食べ過ぎ、寄生虫、感染症、食物反応、膵臓や肝臓の病気、異物など、下痢や嘔吐には多くの原因があります。消化器サポートという商品名だけで原因に合うとは限りません。

また、白米が主原料だから質が低い、高たんぱくだから必ず消化に良い、という単純な評価もできません。消化性を考えて原料を選ぶ設計と、愛猫の病気に適するかは別です。慢性的な下痢、繰り返す嘔吐、血便、体重減少がある場合は、与える前に診断を受けてください。

オールステージ対応でも、子猫、成猫、シニアでは給与量が異なります。440kcal/100gと高めなので、太りやすい成猫や活動量の少ない猫では、表示量から体型を見て調整します。

「準療法食」「消化器サポート」は、動物病院で処方される療法食と同義ではありません。療法食を使用中の猫は、自己判断で置き換えないでください。

シニア用は低カロリーではない

シニア猫用エイジングケアは、チキン、白米、玄米、チキン由来油脂、チキン生肉、えんどう豆などを使い、加齢期の健康維持へ配慮した商品です。南極オキアミ、グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝、果物・野菜由来原料なども含みます。

粗たんぱく質30%以上、粗脂肪22.5%以上、代謝エネルギー447kcal/100gです。名称から低脂肪・低カロリーを想像しやすいものの、実際には脂質とエネルギーが高めです。食が細くなったシニア猫が少量からエネルギーを取りやすい一方、太り気味の猫には給与量管理が欠かせません。

高齢猫は、年齢だけで同じ設計が合うわけではありません。活動量が減って太りやすい猫、筋肉と体重が落ちる猫、腎臓病や甲状腺機能亢進症などを抱える猫で必要な栄養は異なります。誕生日だけを基準に自動で切り替えず、健康診断、体重、筋肉量、食欲を見ます。

リン0.8%、たんぱく質30%以上という表示があっても、慢性腎臓病用の療法食とは限りません。腎臓病がある猫では、血液・尿検査、病期、食欲を踏まえて獣医師が食事を選びます。「シニア用だから腎臓にも安全」とは考えないでください。

関節成分や抗酸化を意識した原料も、関節炎や病気を治療する薬ではありません。ジャンプしない、段差を嫌がる、毛づくろいが減った場合は、痛みの評価と住環境の改善を含めて相談します。

原材料表示の読み方

ブラバンソンヌの原材料を評価するときは、見慣れない名称の有無より、上位原料と愛猫が避けるべき原料を確認します。

動物性原料

チキン系は鶏由来、オーシャンフィッシュは複数の魚を主なたんぱく源としています。「チキン」「魚」という生の素材だけでなく、加水分解たんぱく質や動物性油脂も含まれるため、原材料一覧を最後まで確認します。

加水分解たんぱく質は、たんぱく質を小さく分解した原料で、消化性や嗜好性のために使われます。表示されているだけで危険という意味ではありません。ただし、食物アレルギーの除去食として十分に分解されているかは、市販品の名称だけでは判断できません。

穀物と豆類

子猫用、オーシャンフィッシュ、消化器サポート、シニア用には米や玄米などが使われます。公式サイトも、消化吸収性や栄養を理由に子猫・シニア・消化器サポートへ穀物を使用すると説明しています。

穀物入りを一律に避ける必要はありません。一方、トウモロコシや米、豆類を含む商品があるため、特定原料を避けたい猫は袋の最新版を確認します。穀物がないことより、総合栄養食として必要な栄養を満たし、愛猫が消化できることが重要です。

脂質とカロリー

猫用ラインは、428〜447kcal/100g程度の高めのエネルギー設計が中心です。少量でカロリーを取りやすい利点がありますが、計量カップの誤差が体重増加へつながりやすくなります。

たとえば447kcal/100gの商品は、10gで約44.7kcalです。5gの誤差でも約22kcalになります。小柄な室内猫には無視できないため、キッチンスケールで1日量を量りましょう。

配合の特徴を整理する

ブラバンソンヌは、オメガ3・オメガ6脂肪酸、チコリー由来のフラクトオリゴ糖やイヌリン、果物・野菜、クランベリー、グルコサミン、コンドロイチンなどを商品に応じて配合しています。

オメガ脂肪酸は皮膚や被毛の健康維持に関わる栄養素ですが、配合されていれば皮膚病が治るわけではありません。かゆみや脱毛には寄生虫、感染症、アレルギーなどの原因があるため、症状があれば診察が必要です。

フラクトオリゴ糖やイヌリンは、腸内細菌の栄養源となるプレバイオティクスとして配合されます。ただし、便の状態は食物繊維の種類・量、脂質、食事変更、病気でも変わります。便が良くなった・悪くなったという一例を、すべての猫に当てはめることはできません。

クランベリーは下部尿路への配慮として語られる原料ですが、尿石症の予防や治療を単独で保証しません。尿が出にくい、血尿、頻尿がある場合にフードのクランベリーへ期待して様子を見るのは危険です。

グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝も関節の健康維持を意識した配合です。実際の適否は、基本栄養、カロリー、体重管理を先に評価し、その後に付加的な特徴として見ます。

ワンポイント

パッケージ前面の機能性原料より先に、対象年齢、栄養区分、主原料、粗たんぱく質、粗脂肪、カロリーを確認すると、宣伝文句に左右されにくくなります。

愛猫に合わせる判断軸

商品ラインを見たら、年齢、体型、食物反応、持病、食べる量という5つの条件で絞ります。

年齢

成長期は子猫用、健康な成猫は成猫用、加齢による食欲や筋肉の変化があるならシニア用を比較します。消化器サポートはオールステージでも、子猫へ与える量と成猫へ与える量は同じではありません。

体型と活動量

ブラバンソンヌの猫用はエネルギー密度が高い商品が多いため、太りやすい猫では少量を正確に量る必要があります。反対に、食が細く痩せている猫では、少量でカロリーを取りやすい点が利点になる場合があります。

必要量を小さくしすぎると満足感が得にくく、おやつが増えることがあります。目標体重と必要カロリーを獣医師へ相談し、体型を定期的に評価してください。

食物アレルギー

チキン系には鶏由来原料が複数含まれ、オーシャンフィッシュも魚が複数で、チキン由来油脂を使用します。重い食物アレルギーがある猫の自己流の除去食には適さない可能性があります。

皮膚症状や慢性下痢があっても、食物アレルギーだけが原因とは限りません。市販品を短期間で次々に替えると、原因の判定が難しくなります。

持病

腎臓病、尿石症、糖尿病、膵炎、慢性腸症などでは、一般的な総合栄養食や準療法食が治療計画に合うとは限りません。商品名に「消化器」「シニア」とあっても、獣医師が指定した療法食の代わりにはしません。

サプリメントは目的を整理して選びましょう

ペット用サプリメントには、関節や皮膚・被毛、腸内環境などさまざまな目的の商品があります。あくまで日々の健康管理を補助するものとして考え、体調に不安がある場合は獣医師へ相談しましょう。

継続して食べられるか

栄養設計が合っていても、猫が必要量を食べられなければ主食として続きません。最初は500gやお試し量など少量から確認し、食いつき、便、吐き戻し、体重を記録します。

給与量はカロリーで調整

新しい商品へ替えるときは、袋の給与量を出発点にし、現在の摂取カロリーとの差を確認します。

たとえば、今のフードが380kcal/100gで1日50gなら約190kcalです。447kcal/100gの商品で同じ約190kcalを取る量は次のとおりです。

190kcal ÷ 447kcal × 100 = 約42.5g

以前と同じ50gを与えると約224kcalになり、1日約34kcal増えます。商品による消化性や個体の必要量もあるため計算値が絶対ではありませんが、グラム数を再確認する理由が分かります。

切り替えは、今のフードへ少量混ぜ、7〜10日ほどかけて新しい割合を増やします。お腹が敏感な猫はさらにゆっくり進めます。便が少し変わったときに、急に元へ戻したり別商品へ替えたりせず、食べた量と症状を記録してください。

おやつやウェットを併用する場合は、そのカロリー分だけドライを減らします。多頭飼いでは猫ごとに器を分け、子猫がシニア用を食べる、太りやすい猫が子猫用を食べる状況を避けます。

2〜4週間ごとに体重を量り、肋骨の触れ方や腰のくびれを確認します。体重が増えるなら5〜10%程度の小さな範囲で量を見直し、急激な制限はしません。食べているのに減る、食欲が落ちる場合は病気の可能性があるため受診します。

購入と保存で確認すること

輸入フードは、正規流通品か、輸送・保管状態が適切かも確認します。極端に安いことだけで選ばず、日本語表示、輸入者、賞味期限、袋の破損、返品条件を見ます。

初回は小容量で試し、食べることと便の状態を確認してから大容量へ移ります。高カロリー商品は1日の使用量が少なく、1袋を使い切るまで長くかかることがあります。大容量の単価が安くても、開封後に香りや脂質が劣化すれば食べなくなる可能性があります。

開封後は袋の空気を抜いて口を閉じ、袋ごと密閉容器へ入れます。直射日光、高温、多湿を避け、冷蔵庫と室温を頻繁に行き来させて結露させないようにします。容器へ直接移す場合は、前のフードへ継ぎ足さず、洗って完全に乾かしてください。

商品の製造ロットやリニューアルで粒の色・形・香りが変わる場合があります。いつもと大きく違う、異臭、油の強い変質臭、カビ、虫、袋の破損があるときは与えず、購入店または輸入元へロット番号とともに問い合わせます。

ブラバンソンヌのFAQ

ブラバンソンヌはすべてグレインフリーですか?

いいえ。猫用には米、玄米、白米、トウモロコシグルテンなどを使う商品があります。穀物を使うことだけで品質は決まりません。特定の原料を避ける必要がある場合は、手元の袋の原材料を確認してください。

オーシャンフィッシュなら鶏肉アレルギーでも使えますか?

主なたんぱく源は魚ですが、原材料にチキン由来の動物性油脂があります。アレルギーの程度や製造時の交差接触を含め、自己判断はできません。除去食が必要な猫は獣医師とメーカーへ確認してください。

消化器サポートは下痢の猫に使えますか?

症状の原因によって適否が異なります。消化器への配慮をしたオールステージ商品ですが、感染症、寄生虫、食物反応、慢性疾患などを診断するものではありません。下痢が続く、血便、嘔吐、体重減少がある場合は先に受診します。

シニア用は太りにくいですか?

シニア猫用エイジングケアは447kcal/100gで、低カロリー設計とはいえません。食が細い猫には少量でエネルギーを取りやすい一方、太り気味の猫は給与量の正確な管理が必要です。

どのくらいかけて切り替えればよいですか?

一般には7〜10日ほどかけ、現在のフードへ少量ずつ混ぜて増やします。お腹が敏感な猫はさらにゆっくり進めます。療法食から替える場合や持病がある場合は、獣医師の指示を優先してください。

まとめ

ブラバンソンヌの猫用には、子猫用チキン、成猫用チキン、成猫用オーシャンフィッシュ、消化器サポート、シニア猫用エイジングケアがあります。まずレギュラーダイエットと881プロフェッショナルダイエットの役割を分け、対象年齢と栄養区分を確認しましょう。

チキンと魚という主原料だけでなく、米・豆類・動物性油脂・加水分解たんぱく質を含む原材料全体、粗たんぱく質・粗脂肪、100g当たり428〜447kcal程度のエネルギー密度を見ます。特にシニア用は低カロリーではないため、年齢だけでなく体型と食欲で選ぶことが大切です。

ベルギー産や配合された機能性原料は判断材料の一部です。総合栄養食として愛猫の成長段階に合い、適量を食べられ、体重と便が安定することを優先してください。消化器症状、腎臓病、尿路疾患、食物アレルギーが疑われる猫は、準療法食や商品名で自己判断せず、獣医師の診断と指示に基づいて選びましょう。

キャットフードの全体像を見る

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