でるでるごはんのキャットフードとは?特徴・成分・選び方を確認

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でるでるごはんのキャットフードとは?特徴・成分・選び方を確認

「でるでるごはん」という名前から、便秘の猫向けで、食べれば便が出るキャットフードを想像するかもしれません。しかし、このシリーズの「でるでる」は、猫が知育食器を動かすとフードが少しずつ出る仕組みと結び付いた名称です。お腹の健康へ配慮した原材料は使われていますが、便秘を治療したり、排便を保証したりする療法食ではありません。

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この記事を読むと分かること
  • まいにちでるでるごはんは全成長段階用の総合栄養食です
  • 「お腹と皮膚・被毛」「お腹と下部尿路」の2タイプがあります
  • オリゴ糖、乳酸菌、おからなどを含みますが、便への反応には個体差があります
  • 便が出ない、何度もいきむ、吐く、元気がない場合はフードだけで対処しません
目次

名前の意味を正しく知る

まいにちでるでるごはんは、ドギーマンの猫用品ブランド「キャティーマン」が展開するドライフードです。専用の「でるでるボトル」や「でるでる自飯器」と組み合わせ、猫が転がしたり回したりすると粒が出る食事体験を特徴としています。

つまり、「でるでる」は排便だけを直接示す名称ではありません。ボトル型は両端の穴から粒が出て、自飯器は回転するドラムから粒が出ます。一度に出る量を調整し、猫が考えながら少しずつ食べる知育食器です。

シリーズのフード自体は、お腹の健康維持に配慮してオリゴ糖、乳酸菌、おからパウダーなどを使っています。しかし、商品名と配合成分から「便秘用療法食」「下剤の代わり」と解釈するのは適切ではありません。

便通には水分摂取、運動量、毛の飲み込み、食事量、食物繊維の種類、骨盤や神経の状態、腎臓病など多くの要因が関係します。同じ食物繊維でも、便が出やすくなる猫もいれば、便量が増えてかえって排便しにくくなる猫もいます。

主食とおやつを区別

現在のシリーズには、主食として使う「まいにちでるでるごはん」と、給与量を抑えて使う「でるでるおやつ」があります。名前と粒が似ていても、用途と一日量を混同しないでください。

まいにちでるでるごはん

主食用は、全成長段階の総合栄養食です。離乳後の幼猫から成猫まで、表示された給与量の範囲で水と一緒に主食として与えられます。一般に200g袋があり、知育食器とのセットにも2種類が各200g入っています。販売形態によって大きな袋もあります。

保証成分は、粗たんぱく質28%以上、粗脂肪8.1%以上、粗繊維4.5%以下、粗灰分9%以下、水分10%以下です。代謝エネルギーは335kcal/100gです。主食として使う場合は、年齢・体重別の給与表を基準に、一日量を計量します。

でるでるおやつ

「でるでるおやつ」は、100g入りのドライスナックです。全成長段階の総合栄養食基準へ適合すると案内されますが、用途表示はスナックで、給与量も幼猫で一日6gまで、成猫で6~10gが目安です。

栄養基準へ適合するという表示があっても、袋の用途がスナックなら、主食用の量を自由に置き換えません。おやつとして与えた分は一日の総摂取カロリーへ含め、主食量を調整します。

主食用とおやつ用は保証成分が似ていても、推奨する使い方が異なります。購入時は商品名の「ごはん」「おやつ」、用途欄、内容量、一日給与量を確認してください。

2タイプの特徴

まいにちでるでるごはんには、「お腹と皮膚・被毛の健康ケア」と「お腹と下部尿路の健康ケア」があります。どちらも総合栄養食ですが、追加原材料と訴求する健康維持の方向が異なります。

お腹と皮膚・被毛

原材料は、とうもろこし、チキンミール・チキンレバーパウダー・ビーフパウダーなどの肉類、コーングルテンミール、小麦粉、脱脂大豆、動物油脂、魚粉、フィッシュエキス、おからパウダー、ローストアマニ、オリゴ糖などです。現行品では乳酸菌を含む表示もあるため、購入袋で確認します。

ローストアマニは脂肪酸を含む素材として皮膚・被毛の健康維持へ配慮し、おからとオリゴ糖、乳酸菌などでお腹の健康を意識した構成です。ただし、皮膚病や慢性の下痢を治療する製品ではありません。

鶏、牛、魚、小麦、とうもろこし、大豆など複数のたんぱく源を含みます。食物アレルギーの原因を一種類へ絞りたい猫や、これらの食材に反応歴がある猫には向きません。

お腹と下部尿路

こちらは、とうもろこし、チキンミール・チキンレバーパウダー、コーングルテンミール、小麦粉、動物油脂、魚粉、フィッシュエキス、おからパウダー、かつおパウダー、まぐろパウダー、オリゴ糖、乳酸菌などを使っています。

お腹の健康維持に加え、マグネシウム量を調整し、下部尿路の健康維持へ配慮したタイプです。ただし、「下部尿路ケア」と、ストルバイトやシュウ酸カルシウムなどの尿石症を診断後に管理する療法食は同じではありません。

血尿、頻尿、排尿時に鳴く、トイレへ何度も行く、陰部を繰り返し舐める症状があるなら、市販フードへ替えて経過を見るだけでは不十分です。特に雄猫で尿が出ない状態は、尿道閉塞の可能性がある緊急事態です。

共通する栄養値

両タイプとも、現行情報では粗たんぱく質28%以上、粗脂肪8.1%以上、粗繊維4.5%以下、粗灰分9%以下、水分10%以下、335kcal/100gです。マグネシウムは標準値0.14%と示される販売情報がありますが、仕様変更もあり得るため袋を基準にします。

数値が同じでも原材料は完全に同一ではありません。皮膚・被毛タイプにはビーフパウダーやローストアマニ、下部尿路タイプにはかつお・まぐろパウダーなどの違いがあります。味の好みだけでなく、避ける食材も照合します。

お腹へ配慮する仕組み

便通ケアを考える際は、配合成分がどのように健康維持を支える可能性があるかと、治療できる範囲を分けます。オリゴ糖や乳酸菌が入っていても、便秘の原因が解消されるとは限りません。

オリゴ糖と乳酸菌

オリゴ糖は腸内細菌に利用される成分として、乳酸菌は腸内環境を意識した成分として配合されます。便の硬さやにおいへの反応は猫ごとに異なり、同じ量でも変化がない、軟便になる場合があります。

製品へ乳酸菌が含まれることと、特定の菌が腸へ定着し病気を治すことは別です。菌株や配合量、加工後の状態まで原材料名だけでは分からない場合があります。「乳酸菌配合」という一語を薬の効果と同じように受け取らないでください。

おからと食物繊維

おからパウダーは食物繊維を含みます。食物繊維は便のかさや水分保持、腸内細菌の活動などに関係しますが、種類と量により働きが異なります。便量が増えることで排便しやすくなる猫もいれば、脱水や巨大結腸症がある猫では負担になる可能性もあります。

保証成分の粗繊維4.5%以下は、食物繊維全体をそのまま表す数値ではありません。便秘の猫に何gの繊維が適切かを、この値だけから判断することはできません。

水分は別に確保する

水分10%以下のドライフードなので、食事だけで多くの水を取れるタイプではありません。便が硬い猫では、飲水量の確保が重要です。新鮮な水を複数箇所へ置き、器の素材や高さ、静かな場所を試します。

総合栄養食のウェットフードを併用する方法もありますが、でるでるごはんへ単純に追加するとカロリー過多になります。両方のカロリーから一日量を計算し、持病がある場合は獣医師へ相談します。

ワンポイント

便を柔らかくしたいからとフードへ大量の水や人用オイルを自己流で加えず、まず飲水環境と便の状態を記録します。便秘が続く猫は原因の診断を優先してください。

給与量を正しく量る

主食用の一日給与量は、幼猫では月齢と体重、成猫では体重を基準にします。知育食器を使う場合も、遊ぶたびに補充せず、一日分を先に取り分けます。

幼猫の目安は、体重1kg当たり、2~4か月で65g、4~9か月で55g、9~12か月で45gです。これを一日2~3回に分けます。成長期は体重が変化するため、毎週測り、成長と体型を確認します。

成猫は、体重2kgで45g、3kgで55g、4kgで65g、5kgで70g、7kgで80gが一日の目安です。4kgで65gなら、計算上のエネルギーは約218kcalです。避妊・去勢、活動量、体型、おやつによって調整します。

給与表は開始点で、必ず食べ切らせる量ではありません。肋骨の触れやすさ、腰のくびれ、腹部の脂肪を確認し、2~4週間ごとに体重を測ります。増減が続く場合は量を見直し、急な体重減少は受診につなげます。

計量カップや知育食器の目盛りは便利ですが、グラム数を一度キッチンスケールで確認します。家族全員が同じ一日分を共有すると、知育遊びやごほうびによる重複を防げます。

知育食器での使い方

専用食器は、猫が考えながら粒を出し、一度に口へ入る量を減らすことを狙った道具です。運動や探索行動の機会になりますが、すべての猫へ最初から難しい設定を使う必要はありません。

簡単な設定から始める

ボトル型は穴径の異なる両端を使い、出る量を段階的に調整できます。自飯器は回転ドラムの穴をフードサイズと難易度に合わせます。最初は粒が出る様子を猫の前で見せ、少ない動きで出る設定にします。

猫が理解したら、少しずつ難易度を上げます。空腹の猫へ突然すべての一日量を入れ、食べ方を分からないまま放置すると、必要量を取れない可能性があります。通常の器も用意し、食べた総量を確認します。

必ず見守る

メーカーは、知育食器を人前で使い、遊び終えたら猫が触れない場所へ保管するよう案内しています。ボトルやキャップを噛み続ける、部品に傷や割れがある場合は使用をやめます。

階段、火気、倒れやすい家具のそばでは使いません。多頭飼いでは、一匹が独占したり、ほかの猫が横取りしたりしないよう別々の空間で使います。

早食い対策にも限界がある

少量ずつ出ることで早食いを和らげる可能性がありますが、吐く原因がすべて早食いとは限りません。毎食後に未消化の粒を戻す、咳き込む、飲み込みにくそう、体重が減る場合は、食器だけで対応せず受診します。

知育食器への変更で食事時間が長くなっても、必要量を食べられない、強く苛立つ、器を壊そうとするなら合っていません。平たい早食い防止皿や、少量を複数回に分ける方法も検討します。

便秘かどうかを見極める

排便回数には個体差があるため、「毎日出ない」だけで便秘とは断定できません。普段の回数と比べ、便の硬さ、いきみ、食欲、嘔吐、腹部の様子を合わせて見ます。

注意したいのは、何度もトイレへ行くのに便が出ない、硬く小さな便しか出ない、排便時に鳴く、食欲が落ちる、吐く、元気がない、腹部が張るといった状態です。毛球、脱水、痛み、骨盤の狭窄、巨大結腸症、腫瘍、神経の問題など原因はさまざまです。

トイレでいきむ姿は、便秘ではなく排尿困難の場合もあります。尿が出ていない、とくに雄猫が何度もトイレへ入り苦しそうにしている場合は緊急です。便か尿か分からなくても、すぐ病院へ連絡してください。

家庭で人用の便秘薬、浣腸、オイルを与えるのは危険です。人用浣腸の成分には猫で重大な電解質異常を起こすものがあります。肛門から物を入れたり、腹部を強く揉んだりしないでください。

慢性的に便が硬い場合は、獣医師が水分、食物繊維の種類と量、便を柔らかくする薬、基礎疾患の治療を組み合わせます。高繊維食が向く猫と、低残渣食など別の方針が向く猫がいるため、市販フード名だけで決めません。

合う猫と慎重にする猫

でるでるごはんは、健康な離乳後の猫で、総合栄養食として給与量を管理しながら、お腹の健康と知育給餌を意識したい場合に候補になります。便秘治療が必要な猫を想定した療法食ではありません。

とうもろこし、小麦、大豆、鶏、牛、魚を含むため、これらへ食物アレルギーが疑われる猫は慎重に判断します。複数のたんぱく源が入るので、原因食材を特定する除去食試験には一般的に向きません。

下部尿路タイプも、市販の健康維持食です。尿石症や膀胱炎の診断を受け、療法食を指示されている猫は置き換えません。皮膚・被毛タイプも、かゆみや脱毛の原因を治療する食事ではありません。

離乳前の幼猫には与えません。シニア猫は全成長段階用の対象に含まれますが、腎臓病、歯の痛み、筋肉量低下などがないかを確認します。大粒を食べにくそうにする場合は、口腔内の診察も検討します。

肥満傾向の猫では、335kcal/100gという数値と一日量を確認します。知育食器で運動しても、食事量が増えれば減量になりません。一日分以上を遊び用に追加しないことが重要です。

愛猫に合ったキャットフードを選びましょう

猫の食事は、年齢や活動量、好みなどによって選び方が変わります。栄養バランスや食べやすさ、継続しやすい価格などを確認しながら、その猫に合うフードを検討しましょう。

切り替えと記録

新しいフードは、従来食へ少量ずつ混ぜ、便と食欲を見ながら一週間程度以上かけて移行します。胃腸が敏感な猫では、さらにゆっくり進めます。

開始前に、一週間程度の排便記録を付けます。時刻、回数、硬さ、大きさ、いきみ、トイレ外排便、食欲、嘔吐を記録し、切り替え後も同じ項目を比べます。多頭飼いでは、誰の便か分かるよう一時的にトイレを分ける工夫が必要です。

軟便が出たら新フードの割合を増やさず、一つ前へ戻します。何日も続く、血が混じる、嘔吐や元気消失を伴うなら受診します。「乳酸菌が効いている途中」と決めつけて続けないでください。

便秘傾向が改善しても、体重増加、皮膚のかゆみ、尿の変化など別の問題がないか確認します。下部尿路タイプでは、家庭の便記録だけで尿路の健康を評価できません。症状がある猫は尿検査を受けます。

開封後は直射日光と高温多湿を避け、密閉して風通しのよい場所へ保存します。メーカーは冷蔵保存を避け、目安として開封後一か月以内に使い切るよう案内しています。冷蔵庫から出した際の結露がカビにつながる可能性があるためです。

購入前に見る表示

似た名称の商品やセットが複数あるため、購入画面では用途と内容を順に確認します。まず「まいにちでるでるごはん」か「でるでるおやつ」かを見て、次に皮膚・被毛タイプか下部尿路タイプか、最後に内容量と知育食器の有無を確認します。

知育食器付きセットでは、フードの原産国と器の原産国が異なる場合があります。セット全体の「原産国」欄だけでフードの製造国を誤認せず、フード袋の表示を見ます。仕様やパッケージは予告なく変わるため、通販の商品画像だけで判断しません。

「保存料・香料・着色料不使用」という表示は、それら三種類を使っていないという意味です。原材料欄には品質保持のための酸化防止剤としてミックストコフェロールやハーブ抽出物が記載されています。「添加物が一切ない」という意味へ広げないでください。

グレインフリーを探している場合、この製品は該当しません。とうもろこし、コーングルテンミール、小麦粉を含み、皮膚・被毛タイプには脱脂大豆も入ります。穀物を食べられる健康な猫にとって穀物使用だけで悪いフードとはいえませんが、特定食材を避ける必要がある猫には重要な確認点です。

内容量は、開封後一か月程度で食べ切れるかも見ます。4kg成猫の目安65g/日なら200g袋は約3日分です。大袋を選ぶ場合は消費日数を計算し、密閉して管理できる量にします。知育食器へ入れた残りを翌日まで放置せず、毎日回収して器を清潔に保ちます。

でるでるごはんのよくある質問

食べれば必ず便が出ますか?

いいえ。お腹の健康に配慮した原材料を含みますが、排便を保証する商品でも、便秘治療用の療法食でもありません。便秘の原因や食物繊維への反応には個体差があります。

主食にできますか?

「まいにちでるでるごはん」は全成長段階用の総合栄養食なので、離乳後の猫へ主食として使えます。一方、「でるでるおやつ」は用途がスナックです。商品名と用途欄を確認してください。

下部尿路タイプは尿石症を治せますか?

治療用ではありません。マグネシウム量を調整した健康維持食ですが、結石の種類や病状に応じた療法食とは異なります。血尿、頻尿、排尿困難があれば受診します。

知育食器を留守番中に使えますか?

メーカーは人前で遊ばせ、遊び終えたら保管するよう注意しています。破損や誤飲、必要量を食べられない可能性があるため、無人での使用は避けます。

便秘気味なら多めに与えてよいですか?

多めにするとカロリー過多になり、食物繊維も過剰になる可能性があります。給与表と体型に合わせ、一日量を守ります。便秘が続く場合は量を増やさず獣医師へ相談してください。

まとめ

まいにちでるでるごはんは、全成長段階用の総合栄養食で、お腹と皮膚・被毛、お腹と下部尿路の2タイプがあります。保証成分は両タイプとも、粗たんぱく質28%以上、粗脂肪8.1%以上、粗繊維4.5%以下、粗灰分9%以下、水分10%以下、335kcal/100gです。

「でるでる」という名称は、猫がボトルや自飯器を動かすとフードが少しずつ出る知育給餌の仕組みと関係します。オリゴ糖、乳酸菌、おからなどお腹へ配慮した素材を含みますが、便秘の治療や排便を保証するものではありません。

主食用の「ごはん」と、スナック用の「でるでるおやつ」を区別し、一日の給与量をグラムで管理します。知育食器へは一日分から取り分け、簡単な設定から見守って使います。食べる量が足りない、部品を噛む、強く苛立つ場合は中止してください。

便が出ない、何度もいきむ、吐く、食欲や元気がない場合は、フードだけで対処しません。排尿困難が便秘に見える場合もあり、雄猫で尿が出ない状態は緊急です。商品名の印象ではなく、用途、原材料、給与量、実際の便と全身状態を確認して判断しましょう。

キャットフードの全体像を見る

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