グランツドッグフードを解説|原材料・特徴・選び方

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グランツドッグフードを解説|原材料・特徴・選び方

グランツ(GRANDS)のドッグフードは、動物性原材料を多く使ったグレインフリーのドライフードです。公式サイトには食いつきや原材料へのこだわりが紹介されていますが、広告の印象だけで「すべての犬に最適」と判断することはできません。

愛犬に合うかを考えるには、2種類のレシピの違い、保証成分、カロリー、給与量、アレルギーの有無を確認する必要があります。通販の定期便を利用するなら、初回価格だけでなく、2回目以降の数量、支払額、送料、変更期限まで把握することも大切です。

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この記事を読むと分かること
  • グランツドッグフードの特徴と2種類の違い
  • 原材料と保証成分から分かること
  • 年齢、体質、活動量に合わせた選び方
  • 定期便の価格、配送、変更・解約条件の確認点
目次

グランツの基本情報

まず、グランツがどのような位置づけのドッグフードなのか、公式情報をもとに整理します。

グランツの犬用ドライフードは、フランスで生産される全犬種・全年齢対応の総合栄養食です。公式サイトでは、AAFCOとFEDIAFの栄養基準を満たしたレシピで、製造工場はIFS認証とBRCGS認証を受けていると説明されています。

商品は600gの密封チャック付き小袋で、味は次の2種類です。

スクロールできます
商品主なたんぱく源粗たんぱく質脂質代謝エネルギー
チキン&ダック鶏、鴨33.0%16.5%368kcal/100g
フィッシュ&サーモンサーモン、白身魚31.0%13.0%353.7kcal/100g

どちらも穀物を使わないグレインフリーで、人工の保存料、着色料、香料を使用しない設計です。じゃがいも、エンドウ豆、さつまいもなどが炭水化物源として使われています。グレインフリーは「炭水化物をまったく含まない」という意味ではありません。

1袋が小さめなのは、開封後の酸化や風味の低下を抑えながら使い切りやすい点で利点があります。一方、中型犬や大型犬、多頭飼いでは消費する袋数が多くなり、保管や注文管理、継続費用を確認する必要があります。

ワンポイント

「プレミアム」「獣医師推奨」「無添加」といった言葉だけで決めず、愛犬に必要な1日量、1か月の使用袋数、成分値まで数字で確認しましょう。

2種類の原材料を比較

2つのレシピは基本的な方針が似ていますが、動物性原材料、脂質、カロリー、ミネラル値に違いがあります。

チキン&ダック

チキン&ダックは、公式の原材料表でフレッシュチキン20.0%、脱水チキン20.0%、チキンプロテイン8.0%、脱水ダック4.5%、チキンファット4.5%と表示されています。このほか、じゃがいも、エンドウ豆、亜麻仁、乾燥ビートパルプ、サーモンオイル、チコリ、全卵、ビール酵母、野菜・果物、グルコサミン、コンドロイチンなどを含みます。

主な保証成分は次の通りです。

  • 粗たんぱく質:33.0%
  • 脂質:16.5%
  • 粗繊維:4.0%
  • 粗灰分:8.5%
  • 水分:10.0%
  • カルシウム:1.2%
  • リン:1.0%
  • オメガ6脂肪酸:2.4%
  • オメガ3脂肪酸:0.9%
  • 代謝エネルギー:368kcal/100g

2種類のうち、たんぱく質、脂質、カロリーはチキン&ダックのほうが高めです。活動量が多く、必要なエネルギーを少ない量で取りたい健康な犬では候補になります。ただし、高脂血症や膵炎の既往などで脂肪制限が必要な犬に適するとは限りません。

商品名にダックとありますが、鶏由来原料が複数使われています。鶏肉にアレルギーが疑われる犬が「鴨肉も入っているから」と選ぶのは適切ではありません。また全卵、サーモンオイルも含むため、避けるべき食材がある場合は原材料欄を最後まで見ます。

フィッシュ&サーモン

フィッシュ&サーモンは、フレッシュサーモン20.0%、エンドウ豆18.0%、脱水白身魚14.58%、脱水サーモン14.58%、さつまいも10.55%が主な原材料です。そのほか、ポテトスターチ、サーモンオイル、乾燥ビートパルプ、酵母、亜麻仁、マンナンオリゴ糖、ベリー類、グルコサミン、コンドロイチンなどが使われています。

主な保証成分は次の通りです。

  • 粗たんぱく質:31.0%
  • 脂質:13.0%
  • 粗繊維:3.5%
  • 粗灰分:9.0%
  • 水分:10.0%
  • カルシウム:1.0%
  • リン:0.8%
  • オメガ6脂肪酸:1.5%
  • オメガ3脂肪酸:1.5%
  • 代謝エネルギー:353.7kcal/100g

魚を主なたんぱく源とし、チキン&ダックより脂質とカロリーが低めです。公式原材料表では鶏や鴨は記載されていませんが、製造ラインでの交差接触まで避ける必要があるほど強い食物アレルギーがある犬は、メーカーへの確認と獣医師への相談が必要です。

魚のレシピだから療法食になるわけではなく、皮膚病や関節病、尿路疾患を治療する食品でもありません。オメガ3脂肪酸、クランベリー、グルコサミンなどの配合は特徴ですが、配合されていることと病気への治療効果は別に考えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを選びましょう

ドッグフードは、年齢や体格、運動量、食べやすさなどによって合うものが異なります。原材料や栄養バランスだけでなく、毎日無理なく続けられるかも含めて比較してみましょう。

栄養設計の見方

グランツの特徴を正しく評価するには、数値が高い・低いだけでなく、愛犬の状態との相性を見る必要があります。

高たんぱくは万能ではない

公式サイトでは高たんぱく・低糖質を特徴としており、保証成分は粗たんぱく質31〜33%です。たんぱく質は筋肉、皮膚、被毛などを構成する大切な栄養素ですが、高ければ高いほどすべての犬に良いわけではありません。

健康な犬が適正量を食べる場合と、特定の病気で栄養管理を必要とする場合では判断が異なります。腎臓病、肝臓病、尿路疾患などがある犬は、たんぱく質だけでなくリン、ナトリウム、ミネラルバランスなども個別に調整する場合があります。市販の総合栄養食を自己判断で療法食の代わりにしないでください。

脂質とカロリーの差

チキン&ダックは368kcal/100g、フィッシュ&サーモンは353.7kcal/100gです。100gでは約14.3kcalの差ですが、実際にはそれぞれの給与量と愛犬の摂取量で考えます。運動量が少ない、避妊・去勢後で太りやすい、間食が多い犬では、袋の目安量をそのまま上限と考えず、体型を見て調整します。

反対に、成長期の子犬、活動量の多い犬、痩せやすい犬では十分なエネルギーが必要です。全年齢用でも、子犬と成犬では1kgの体重当たりに必要な量が同じではありません。公式の子犬用給与量表と成犬〜高齢犬用給与量表を取り違えないことが大切です。

グレインフリーの意味

グレインフリーは小麦、米、トウモロコシなどの穀物を使わない設計です。穀物に反応する犬には選択肢になりますが、穀物は犬にとって一律に有害ではありません。穀物を除けばアレルギーや涙やけ、皮膚症状が必ず改善するという根拠にもなりません。

グランツでは、穀物の代わりにじゃがいも、エンドウ豆、さつまいもなどを使っています。これらも犬によっては合わないことがあります。食物アレルギーが疑われる場合は、広告の「グレインフリー」だけを手掛かりにせず、獣医師の管理下で除去食試験を検討します。

かゆみ、外耳炎、軟便などは食物以外の原因でも起こります。フードを次々に変えると原因の評価が難しくなるため、症状が続くときは動物病院へ相談してください。

人工添加物不使用の範囲

公式サイトが人工添加物不使用としている対象は、保存料、着色料、香料です。原材料表にはビタミン類、ミネラル類、天然抗酸化剤、トコフェロールなどが含まれます。これらまで何も加えていないという意味ではありません。

総合栄養食の栄養バランスを整えたり、油脂の酸化を抑えたりするための成分には役割があります。「添加物」という言葉だけで危険と決めるのではなく、何がどの目的で使用されているのかを見ます。

愛犬に合う選び方

2種類から選ぶときは、好みだけでなく、原材料、必要カロリー、健康状態、続けやすさの順に確認します。

たんぱく源で候補を絞る

鶏と鴨を問題なく食べられ、やや高めの脂質とカロリーが適するならチキン&ダックが候補です。鶏由来原料を避けたい、魚を主なたんぱく源にしたい、2種類の中では脂質とカロリーが低めの方を選びたいならフィッシュ&サーモンを検討できます。

ただし「魚味なら肉を一切含まない」「チキン味なら魚を一切含まない」とは限りません。チキン&ダックにはサーモンオイルが含まれます。アレルギー管理では商品名ではなく、最新の原材料表で確認します。

体重と体型から量を調整

給与量表は開始時の目安です。同じ体重でも、年齢、避妊・去勢、運動量、生活環境、体質によって必要量は変わります。毎回キッチンスケールでグラムを量り、おやつやトッピングのカロリーも1日の合計に含めます。

2〜4週間ごとに体重を測り、肋骨への触れやすさ、上から見た腰のくびれ、横から見た腹部の引き締まりを観察します。体重が増えるなら少し減らし、痩せるなら少し増やすという調整が基本です。急に痩せる、食べているのに体重が落ちる、極端に太る場合は病気の可能性もあるため受診してください。

子犬と高齢犬は慎重に

グランツは全年齢用で、公式には子犬用と成犬〜高齢犬用の給与量が示されています。ただし、子犬は成長段階や成犬時の予想体重で必要量が変わります。大型犬の成長期は骨格形成に関わる栄養管理も重要なので、かかりつけ医と相談すると安心です。

高齢犬は年齢だけで低脂肪にすればよいわけではありません。筋肉量の低下、噛む力、消化状態、持病、食欲を見ます。ドライ粒を急に食べにくくなった場合、単なる好みではなく歯周病や口腔内の痛みが隠れていることもあります。

フードローテーションは必須ではない

公式サイトでは2種類を組み合わせるフードローテーションが提案されています。どちらも体に合い、段階的に切り替えられる犬なら選択肢になりますが、健康維持のために必ずローテーションしなければならないわけではありません。

単一のたんぱく源で反応を確認している犬、消化器が敏感な犬、療法食を使う犬では、頻繁な変更が適さない場合があります。またチキン&ダックとフィッシュ&サーモンは、成分値や原材料が完全に同じでたんぱく源だけが違うわけではありません。切り替えるたびに便や皮膚の状態を観察してください。

切り替えと保存方法

新しいフードは、体調を確認しながら少しずつ混ぜて切り替えます。

一般には現在のフードを多めにした状態から始め、数日から1週間ほどかけてグランツの割合を増やします。胃腸が敏感な犬はより長くかけても構いません。初日から全量を置き換えると、原材料の違いにより軟便、下痢、嘔吐が起きることがあります。

切り替え中は、食欲、便の回数・硬さ、嘔吐、かゆみ、耳や皮膚、体重を記録します。激しい下痢、繰り返す嘔吐、血便、顔の腫れ、じんましん、呼吸が苦しそう、ぐったりするなどの症状があれば給与を中止し、速やかに動物病院へ連絡してください。

人工保存料を使用しないドライフードは、開封後の酸化や湿気対策が重要です。600g袋のチャックを毎回しっかり閉じ、直射日光と高温多湿を避け、パッケージの案内に従って保管します。別容器に移す場合も、袋ごと密閉容器に入れれば、賞味期限やロット番号を残しやすくなります。

フードを冷蔵庫へ頻繁に出し入れすると結露することがあります。自己流の保管よりメーカー表示を優先し、色、におい、粒の状態に異常があれば与えないでください。賞味期限は未開封時の目安なので、開封日を袋に書いておくと管理しやすくなります。

購入条件と継続費用

グランツは通販の定期便が主な購入方法の一つで、初回と2回目以降の内容が大きく異なります。

公式ページの掲載条件では、初回は600gの本品と別味の100gサンプルで980円(税込)、送料無料です。2回目は初回発送日の14日後に600gを3袋、3回目以降は30日ごとに3袋が届けられる案内になっています。掲載時点の支払額は2回目が5,940円(税込)、3回目以降が送料を含め6,600円(税込)です。6袋以上のまとめ購入は送料無料とされています。

価格やキャンペーン、配送条件は変更される可能性があるため、申込画面の最終表示が正本です。特に次を確認しましょう。

  • 初回セットと2回目以降の袋数
  • 2回目の発送日が初回から何日後か
  • 商品代金に送料や後払い手数料を含めた総額
  • 味の組み合わせ、袋数、周期を変更できる期限
  • 休止・解約の連絡方法と期限
  • 自宅の消費量に対して余ったり不足したりしないか

公式案内では、回数にかかわらず変更、一時休止、再開、解約が可能です。初回で解約する場合は商品到着日から5営業日以内、その他の手続きは次回お届け日の5営業日前までに、電話、公式LINE、メール、マイページなどから行う条件が示されています。期限を過ぎると次々回分からの反映になる場合があります。

ワンポイント

初回価格ではなく、通常配送の1袋当たり価格と送料を使って月額を計算してください。体重別の1日量に30日を掛け、600gで割ると、おおよその月間袋数が分かります。

小型犬1頭では3袋を30日で使い切れないこともあり、大型犬では3袋で不足することもあります。体重だけでなく実際の給与量から配送周期を調整し、在庫が増えすぎる前に変更手続きを行いましょう。

グランツのよくある質問

グランツだけで主食になりますか?

犬用のチキン&ダックとフィッシュ&サーモンは、どちらも全犬種・全年齢対応の総合栄養食です。健康な犬に対象に合った量を与え、水を自由に飲めるようにすれば主食として使えます。持病がある犬は獣医師の指示を優先してください。

グレインフリーならアレルギー対策になりますか?

穀物を避ける必要がある犬には選択肢ですが、犬の食物アレルギーは肉、魚、卵などでも起こります。グレインフリーだけで症状の改善は保証されません。原因を調べるには獣医師の管理下での除去食試験が基本です。

どちらの味が低カロリーですか?

公式成分表では、フィッシュ&サーモンが353.7kcal/100g、チキン&ダックが368kcal/100gで、魚のレシピが低めです。ただし体重管理はカロリー表示だけでなく、実際の給与量、おやつ、運動量、体型の変化で行います。

子犬やシニア犬にも与えられますか?

どちらも全年齢対応で、公式には子犬と成犬〜高齢犬で別の給与量表があります。子犬の成長や高齢犬の持病・筋肉量には個体差があるため、特に大型犬の子犬や療養中の高齢犬は獣医師へ相談してください。

定期便は初回だけで解約できますか?

公式案内では回数の縛りはなく、初回で解約する場合は商品到着日から5営業日以内の手続きが必要です。条件は変更される可能性があるため、申込時の表示、利用規約、注文確認メールを保存し、最新の期限と連絡方法を確認してください。

まとめ

グランツドッグフードは、フランス産の全年齢対応総合栄養食で、チキン&ダックとフィッシュ&サーモンの2種類があります。600gの小袋、グレインフリー、人工保存料・着色料・香料不使用という特徴がありますが、それだけで愛犬に合うとは判断できません。

チキン&ダックは粗たんぱく質33.0%、脂質16.5%、368kcal/100g、フィッシュ&サーモンは粗たんぱく質31.0%、脂質13.0%、353.7kcal/100gです。避けたい原材料、必要カロリー、年齢、活動量、持病を照らし合わせ、実際の体重と体型を見ながら給与量を調整しましょう。

購入時は初回の割引だけでなく、2回目以降の3袋配送、送料、発送間隔、変更・解約期限を確認します。口コミや広告は参考の一つにとどめ、原材料表、保証成分、カロリー、愛犬の食後の状態、毎月の継続費用という具体的な情報から判断することが大切です。

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